犬の膵炎Q&A大全|食べない・下痢・再発への「本音の答え」30選を獣医師が回答

犬の膵炎Q&A大全|食べない・下痢・再発への「本音の答え」30選を獣医師が回答 犬の膵炎

「膵炎と診断されて、不安は消えない。でも、これを聞くためだけに病院に行くのも気が引ける…」

そんな悩みを抱えていませんか?

こんにちは、臨床経験10年以上の獣医師・Dr.サクです。

この記事は、これまで書いてきた膵炎カテゴリー記事の「集大成」です。

飼い主さんからよく聞かれる質問、診察室では時間が無くて答えきれなかった疑問、そして「本当は聞きたかったけど、言い出せなかった不安」——すべてに、獣医師として本音で答えます。

「教科書通りの回答」ではありません。臨床10年以上の現場で培った「リアルな答え」です。

この記事を読み終えたとき、あなたは「もう大丈夫。愛犬を守れる」と自信を持てるはずです。

それでは、始めましょう。

※本記事をお読みになられる前に、 膵炎の食事療法の全体像を正しく理解しておくことも大切です。

この記事の著者・監修者:Dr.サク(臨床10年以上)
現役の獣医師、都内動物病院に勤務。腎臓病を中心に、食事療法で数多くの犬の健康寿命を延ばしてきた実績を持つ。専門的な医学的知見に基づき、愛犬に本当に必要なフードを厳選しています。


  1. ① 【食事・食いつき編】食べない・選び方の悩みをすべて解決
    1. Q1. 療法食を1ミリも食べない時はどうすれば?
    2. Q2. 結局、和漢みらいとうまか、どっちがいいの?
    3. Q3. 膵炎でもおやつを一欠片だけならいい?
    4. Q4. 手作りごはんに挑戦したいけど、危険ですか?
    5. Q5. 療法食は一生食べ続けないとダメ?
  2. ② 【症状・体調編】震え・下痢・再発の不安を解消
    1. Q6. 治ったはずなのに、たまに軟便が出るのはなぜ?
    2. Q7. 震えが止まらない時の緊急チェックポイントは?
    3. Q8. 膵炎と糖尿病を併発。どっちの食事を優先?
    4. Q9. 膵炎を繰り返す。もう治らないの?
    5. Q10. 下痢が止まらない。これも膵炎のせい?
  3. ③ 【生活・ケア編】散歩・トリミング・日常生活の疑問
    1. Q11. 膵炎の子をトリミングに出しても大丈夫?
    2. Q12. 旅行やペットホテルに預ける時の注意点は?
    3. Q13. 散歩や運動は制限すべき?
    4. Q14. 膵炎の子と多頭飼い。他の子のフードを盗み食いする…
    5. Q15. 膵炎の子に、服を着せても大丈夫?
  4. ④ 【薬・お金・未来編】薬・治療費・寿命の不安を解消
    1. Q16. 膵炎の薬(消化剤など)は一生飲むの?
    2. Q17. 治療費を安く抑えるコツはある?
    3. Q18. 膵炎になったら寿命は短くなるの?
    4. Q19. ペット保険は膵炎をカバーする?
    5. Q20. 膵炎の子でも、ワクチンや狂犬病注射は打てる?
  5. 【特別企画】Dr.サクが選ぶ「膵炎ケアの三種の神器」
    1. ①和漢みらいのドッグフード(膵臓・肝臓用)|体質改善の切り札
    2. ②UMAKA(うまか)|美味しさと予防を両立
    3. ③レンジでチンする湯たんぽ|痛みを和らげる救世主
  6. 【補足Q&A】さらに細かい疑問にも答えます
    1. Q21. 膵炎の子に、サプリメントは必要?
    2. Q22. 膵炎の子に、歯磨きガムは大丈夫?
    3. Q23. 膵炎の子に、ヨーグルトは大丈夫?
    4. Q24. 膵炎の子に、水素水やペット用のサプリは効果ある?
    5. Q25. 膵炎の子と引っ越し。ストレスで再発しない?
    6. Q26. 膵炎の子に、CBD オイルは効果ある?
    7. Q27. 膵炎の子に、骨やガムを与えても大丈夫?
    8. Q28. 膵炎の子に、フルーツは大丈夫?
    9. Q29. 膵炎の子に、生肉(BARF食)は大丈夫?
    10. Q30. 膵炎の子に、グレインフリー(穀物不使用)フードは良い?
  7. 「膵炎は怖いけれど、正しく怖がれば大丈夫」
  8. まとめ
  9. 【緊急連絡先】今すぐ病院に行くべきサイン

① 【食事・食いつき編】食べない・選び方の悩みをすべて解決

Q1. 療法食を1ミリも食べない時はどうすれば?

A. まず「療法食の種類を変える」ことから始めてください。

ロイヤルカナンを食べない子でも、ヒルズなら食べる。ヒルズを食べない子でも、和漢みらいなら食べる——これ、本当によくあります。

【試す順番】

療法食の種類を変える

  • ロイヤルカナン → ヒルズ → 和漢みらい → うまか

温める

  • 電子レンジで10-15秒温めると、香りが立って食いつきが良くなる

少量のトッピング(10%ルール)

  • 茹でたささみ(極少量)
  • 療法食をふやかして、ささみの茹で汁を少しかける

手から食べさせる

  • 最初の一口だけでも、手から食べさせると「特別なご飯」と認識する

食器を変える

  • 金属製 → 陶器製に変えるだけで食べることも

【絶対にやってはいけないこと】

  • 「食べないから」と、普通のフードに戻す
  • 高脂肪のおやつで誘導する
  • 何日も絶食させる(脱水・低血糖のリスク)

Dr.サクの一言アドバイス:
「特に和漢みらいは、鹿肉の香りが強くて、ロイヤルカナンを食べなかった子が完食することが多いです。和漢みらいの鹿肉は、まるでジャーキーのような香りで、犬の食欲を刺激します。一度試してみる価値はあります。」

▼ 詳しい対処法はこちら


Q2. 結局、和漢みらいとうまか、どっちがいいの?

A. 病気のステージと目的によって、使い分けるのがベストです。

【和漢みらい(膵臓・肝臓用)が向いている子】

  • 急性期~慢性期
  • 再発を繰り返している
  • 「体質から変えたい」と考えている飼い主さん
  • 脂質約5-6%で、最も厳格な制限

【うまか(UMAKA)が向いている子】

  • 維持期(急性期を脱した後)
  • 膵炎予備軍(高脂血症・肥満)の予防
  • 「美味しく・楽しく」予防したい飼い主さん
  • 脂質約9.5%で、維持期に最適

【獣医師としての推奨フロー】

  1. 急性期(発症~1ヶ月): ロイヤルカナン消化器サポート(低脂肪)
  2. 回復期~慢性期: 和漢みらい(膵臓・肝臓用)で体質改善
  3. 維持期(安定してから): うまか(UMAKA)で美味しく予防

つまり、「どっちか」ではなく、「両方を使い分ける」のが正解です。

Dr.サクの一言アドバイス:
「私の病院では、『急性期は和漢みらい、落ち着いたらうまかに移行』という飼い主さんが多いです。和漢みらいで体質を変え、うまかで美味しく維持——これが理想的な流れです。」

▼ 詳しい比較はこちら


Q3. 膵炎でもおやつを一欠片だけならいい?

A. 「急性期」は絶対NG。「維持期」なら、低脂肪なものを少量ならOK。

【急性期(治療中)】

  • おやつは絶対にNG
  • 療法食のみ

【維持期(落ち着いてから)】

  • 低脂肪なおやつを、全体の10%まで
  • 例:茹でたささみ(5mm角を1-2個)、りんご(小さく切ったもの)

【絶対NGなおやつ】

  • チーズ
  • ジャーキー(市販の高脂肪タイプ)
  • 人間の食べ物(パン、クッキー等)

【最も安全なおやつ】

  • 療法食を数粒、おやつとして手渡す

Dr.サクの一言アドバイス:
「『一欠片くらい…』が再発の引き金になることが本当に多いです。どうしてもあげたいなら、療法食を数粒、ご褒美として手渡してください。それが最も安全です。」

▼ 詳しいおやつガイドはこちら


Q4. 手作りごはんに挑戦したいけど、危険ですか?

A. 獣医師として、正直に言います。膵炎の手作りごはんは、極めて危険です。

理由:

  • 「隠れ脂質」の計算が不可能に近い
  • 栄養バランスが崩れ、別の病気を招く
  • 「ささみなら大丈夫」という誤解が、再発を引き起こす

【安全な代替案】

  • 療法食 + 手作りトッピング(10%ルール)
  • 和漢みらい・うまかのような「手作りのようなフード」を選ぶ

Dr.サクの一言アドバイス:
「『手作りしてあげたい』という愛情は素晴らしいです。でも、その愛情を『安全な選択』で伝えてください。和漢みらいのような、手作りのような香りと素材感を持つフードなら、あなたの愛情も伝わります。」

▼ 手作り食の危険性と代替案はこちら


Q5. 療法食は一生食べ続けないとダメ?

A. はい。膵炎を一度経験した犬は、一生低脂肪食が基本です。

「元気になったから、普通のフードに戻そう」——これが、再発への最短ルートです。

【なぜ一生なのか?】

  • 膵臓は一度ダメージを受けると、再び炎症を起こしやすい
  • わずかな脂肪でも、スイッチが入る

【でも、「種類」は変えていい】

  • ロイヤルカナン → 和漢みらい → うまか
  • 「低脂肪」という条件を満たせば、種類を変えてOK

Dr.サクの一言アドバイス:
「『一生』と聞くと長く感じますが、それが愛犬を守る唯一の方法です。でも、味に飽きないように、低脂肪の範囲で種類を変えることはできます。」

▼ 低脂肪フードの選び方はこちら


② 【症状・体調編】震え・下痢・再発の不安を解消

Q6. 治ったはずなのに、たまに軟便が出るのはなぜ?

A. 膵炎後は、消化機能が弱っているため、軟便が出やすくなります。

【原因】

  • 膵臓からの消化酵素が不足している(膵外分泌不全)
  • 腸内環境が乱れている
  • 療法食に慣れていない

【対策】

  1. 消化酵素のサプリメントを追加
  • 獣医師に相談して、消化酵素のサプリメントを処方してもらう
  1. プロバイオティクス(善玉菌)を与える
  • 腸内環境を整える
  1. 食事を少量ずつ、回数を増やす
  • 1日3-4回に分ける
  1. 療法食の種類を変える
  • 和漢みらいのような、腸内環境を整える成分が入ったフードに

【病院に行くべきサイン】

  • 下痢が3日以上続く
  • 血便が出る
  • 嘔吐を伴う

Dr.サクの一言アドバイス:
「軟便が続く場合、膵外分泌不全を併発している可能性があります。消化酵素のサプリメントで改善することが多いので、獣医師に相談してください。」


Q7. 震えが止まらない時の緊急チェックポイントは?

A. 震えは「疼痛(痛み)」のサイン。以下をチェックして、すぐに病院へ。

【緊急チェックポイント】

✅ 祈りのポーズをしている
✅ 嘔吐を繰り返している
✅ お腹を触ると怒る・鳴く
✅ 食欲が全くない
✅ ぐったりしている
✅ 歯茎が白い(ショック状態)

一つでも当てはまれば、夜間でも救急病院へ。

【震えの原因】

  • 膵炎の激痛
  • 低血糖
  • ショック状態

【やってはいけないこと】

  • 「様子を見る」
  • 無理に食べさせる・水を飲ませる
  • 人間の痛み止めを飲ませる

Dr.サクの一言アドバイス:
「震えは、『痛くて我慢できない』というサインです。犬は痛みを我慢する動物なので、震えるほどの痛みは相当なものです。すぐに病院へ。」

▼ 祈りのポーズと緊急サインはこちら


Q8. 膵炎と糖尿病を併発。どっちの食事を優先?

A. 膵炎を優先してください。ただし、糖尿病にも配慮した療法食を選ぶ。

【理由】

  • 膵炎が悪化すると、糖尿病も悪化する
  • まず膵炎を落ち着かせることが最優先

【推奨フード】

  • ロイヤルカナン消化器サポート(低脂肪)
  • 和漢みらい(膵臓・肝臓用)

これらは、低脂肪かつ、血糖値の急上昇を抑える設計になっています。

【インスリンの調整】

  • 膵炎の治療中は、食事量が変わるため、インスリン量も調整が必要
  • 必ず獣医師に相談してください

Dr.サクの一言アドバイス:
「膵炎と糖尿病の併発は、治療が難しいですが、低脂肪+低GI(血糖値が上がりにくい)の療法食で、両方をコントロールできます。」


Q9. 膵炎を繰り返す。もう治らないの?

A. 「完治」はしませんが、「コントロール」はできます。繰り返すのは、予防が不十分だからです。

【繰り返す原因トップ3】

  1. 食事管理が徹底できていない
  • 家族の誰かがこっそりおやつをあげている
  • 「元気になったから」と普通のフードに戻した
  1. 体重管理ができていない
  • 肥満が続いている
  1. 定期検診をしていない
  • cPLのチェックをしていない

【再発を防ぐ5つの鉄則】

  1. 低脂肪療法食を一生続ける
  2. 人間の食べ物を絶対に与えない
  3. 適正体重を維持する
  4. 3-6ヶ月に1回、血液検査
  5. 体質改善(和漢みらい等)

Dr.サクの一言アドバイス:
「繰り返す子の多くは、『喉元過ぎれば熱さを忘れる』で、予防を怠っています。体質改善も視野に入れ、和漢みらいのような根本治療を目指すフードを試してみてください。」

▼ 再発を防ぐ方法はこちら


Q10. 下痢が止まらない。これも膵炎のせい?

A. はい。膵炎後は、下痢や軟便が続くことがあります。

【理由】

  • 膵臓からの消化酵素が不足(膵外分泌不全)
  • 腸内環境が乱れている
  • 療法食に体が慣れていない

【対策】

  1. 消化酵素のサプリメント
  2. プロバイオティクス(善玉菌)
  3. 療法食の種類を変える
  • 和漢みらい(腸内環境を整える成分配合)

【病院に行くべきサイン】

  • 下痢が3日以上続く
  • 血便
  • 嘔吐を伴う

Dr.サクの一言アドバイス:
「下痢が続く場合、膵外分泌不全を併発している可能性があります。消化酵素のサプリメントで改善することが多いので、獣医師に相談してください。」


③ 【生活・ケア編】散歩・トリミング・日常生活の疑問

Q11. 膵炎の子をトリミングに出しても大丈夫?

A. 急性期はNG。維持期なら、ストレスに配慮すればOK。

【急性期(治療中)】

  • トリミングは絶対にNG
  • ストレスで再発のリスク

【維持期(落ち着いてから)】

  • トリミングOK
  • ただし、以下の配慮を

【トリミングサロンへのお願い】

  • 「膵炎の既往歴がある」ことを伝える
  • 長時間の預かりは避ける(2-3時間以内)
  • おやつを与えないように依頼
  • ストレスが少ない、静かなサロンを選ぶ

【自宅でのケア】

  • 短時間で済むなら、自宅でブラッシングやシャンプーを

Dr.サクの一言アドバイス:
「トリミングサロンで、こっそりおやつをあげられて再発——というケースを見たことがあります。必ず『おやつNG』を伝えてください。」


Q12. 旅行やペットホテルに預ける時の注意点は?

A. 膵炎の既往歴がある子は、ストレスで再発しやすいです。慎重に。

【ペットホテルに預ける場合】

  1. 「膵炎の既往歴」を必ず伝える
  2. 療法食を持参する
  • ホテルのフードは絶対にNG
  1. おやつ・人の食べ物を与えないよう依頼
  2. 短期間にする(1-2泊まで)

【旅行に連れて行く場合】

  1. 療法食を持参
  2. 拾い食いを徹底的に防ぐ
  3. ストレスを最小限に
  • 静かな宿を選ぶ
  • 車酔い対策

【最もおすすめ】

  • 信頼できる家族・友人に、自宅でお世話を頼む
  • 環境が変わらないことが、最もストレスが少ない

Dr.サクの一言アドバイス:
「ペットホテルでのストレスで再発——これ、本当に多いです。どうしても預ける場合、動物病院併設のホテルが安心です。」


Q13. 散歩や運動は制限すべき?

A. 急性期は安静。維持期なら、適度な運動はむしろ推奨。

【急性期(治療中)】

  • 散歩は控える
  • 家の中でトイレを済ませる

【維持期(落ち着いてから)】

  • 適度な運動は、肥満予防・ストレス解消になる
  • 1日2回、20-30分程度の散歩

【注意点】

  • 拾い食いを徹底的に防ぐ
  • 激しい運動(ドッグラン等)は避ける
  • 暑い日は避ける(ストレス・脱水のリスク)

Dr.サクの一言アドバイス:
「適度な運動は、体重管理にも良いです。ただし、散歩中の拾い食いで再発——これも多いので、リードを短く持ち、口元を監視してください。」


Q14. 膵炎の子と多頭飼い。他の子のフードを盗み食いする…

A. 食事は完全に分ける。可能なら、別室で与える。

【対策】

  1. 食事は別室で
  • 膵炎の子は、ケージの中で
  • 他の子は、別の部屋で
  1. 食事時間をずらす
  • まず膵炎の子に、次に他の子に
  1. 他の子のフードも「低脂肪」に統一
  • 全員が同じ療法食なら、盗み食いOK
  1. フードを出しっぱなしにしない
  • 食べ終わったら、すぐに片付ける

Dr.サクの一言アドバイス:
「多頭飼いは管理が大変ですが、『全員低脂肪食』にするのが最も楽です。他の子も健康になって、一石二鳥です。」


Q15. 膵炎の子に、服を着せても大丈夫?

A. お腹を圧迫しない、ゆったりした服ならOK。

【注意点】

  • お腹を締め付ける服はNG
  • 長時間の着用は避ける(ストレス)
  • 散歩の時だけ、防寒として

【膵炎の子におすすめ】

  • レンジでチンする湯たんぽ(お腹を温める)
  • 痛みを和らげる効果

Dr.サクの一言アドバイス:
「服よりも、湯たんぽでお腹を温める方が、痛みを和らげる効果があります。冬場は特におすすめです。」


④ 【薬・お金・未来編】薬・治療費・寿命の不安を解消

Q16. 膵炎の薬(消化剤など)は一生飲むの?

A. ケースバイケース。膵外分泌不全を併発していれば、一生です。

【よく処方される薬】

  1. 消化酵素のサプリメント
  • 膵外分泌不全を併発している場合、一生必要
  • 食事と一緒に与える
  1. 制吐剤(嘔吐止め)
  • 急性期のみ
  • 落ち着いたら不要
  1. 痛み止め
  • 急性期のみ
  • 長期使用はNG
  1. 抗生物質
  • 二次感染を防ぐため、急性期のみ

【薬をやめるタイミング】

  • 獣医師と相談
  • 自己判断でやめないこと

Dr.サクの一言アドバイス:
「消化酵素は、膵外分泌不全がある限り、一生必要です。でも、和漢みらいのような消化を助ける成分が入ったフードなら、薬の量を減らせることもあります。」


Q17. 治療費を安く抑えるコツはある?

A. 「再発させない」ことが、最大の節約です。

【治療費の比較】

  • 再発した場合: 入院費20-30万円/回 × 年2回 = 40-60万円
  • 和漢みらいの年間費用: 約9.6万円(定期コース)

【つまり】

  • 高品質な療法食に投資することで、長期的には圧倒的に安い

【その他の節約術】

  1. ペット保険に加入(診断前に)
  • 診断後は入れないので、健康なうちに
  1. 定期検診で早期発見
  • 重症化を防ぐ
  1. 家族全員で「食べさせない」を徹底
  • 再発を防ぐ

Dr.サクの一言アドバイス:
「『高い療法食』を『再発予防の保険』と考えてください。入院費に比べたら、圧倒的に安いです。」

▼ 治療費の詳細はこちら


Q18. 膵炎になったら寿命は短くなるの?

A. 適切な管理をすれば、10年以上生きることも珍しくありません。

【寿命を決める3つの要素】

  1. 重症度: 軽症なら予後は良好
  2. 治療への反応: 早期発見・早期治療が鍵
  3. 食事管理の継続率: これが一番重要

【獣医師の経験から】

  • 膵炎と診断されてから、5年、7年、10年と元気に過ごしている子はたくさんいます

Dr.サクの一言アドバイス:
「『膵炎 = 余命短い』ではありません。適切な食事管理で、元気に長生きできます。諦めないでください。」

▼ 余命と再発率の詳細はこちら


Q19. ペット保険は膵炎をカバーする?

A. 診断前に加入していれば、カバーされます。診断後は厳しい。

【診断前に加入した場合】

  • 膵炎の治療費がカバーされる(プランによる)

【診断後に加入しようとする場合】

  • ほとんどの保険で「膵炎は免責(補償対象外)」
  • 入れても、保険料が高額

【だから】

  • 健康なうちに、保険に加入することが最も重要

Dr.サクの一言アドバイス:
「膵炎と診断されてから『保険に入っておけば…』と後悔する飼い主さんが本当に多いです。愛犬が健康なうちに、保険を検討してください。」


Q20. 膵炎の子でも、ワクチンや狂犬病注射は打てる?

A. 維持期(落ち着いている)なら、打てます。ただし、獣医師と相談を。

【急性期】

  • ワクチンはNG
  • 体力が落ちている時は、副作用のリスクが高い

【維持期】

  • 落ち着いていれば、ワクチン接種OK
  • ただし、接種前に血液検査で状態を確認

【注意点】

  • ワクチン接種後、ストレスで再発することもある
  • 接種後、2-3日は様子を見る

Dr.サクの一言アドバイス:
「ワクチンは法律で義務づけられているものもありますが、愛犬の体調を最優先に。獣医師と相談して、タイミングを決めてください。」


【特別企画】Dr.サクが選ぶ「膵炎ケアの三種の神器」

獣医師として、10年以上の臨床経験から、「これだけは揃えてほしい」というアイテムを3つご紹介します。

①和漢みらいのドッグフード(膵臓・肝臓用)|体質改善の切り札

最も厳格な脂質制限

  • 89種類の和漢植物で、「炎症体質」そのものを改善
  • 鹿肉ベースで高消化・低アレルゲン
  • 腸内環境を整え、免疫バランスを調整

【こんな子におすすめ】

  • 再発を繰り返している
  • ロイヤルカナンを食べてくれない
  • 「根本から体質を変えたい」と考えている飼い主さん

【Dr.サクの使用経験】
「私の病院では、和漢みらいに切り替えてから1年以上再発していない子が何頭もいます。特に、『繰り返す慢性膵炎』に悩む飼い主さんに強く推奨しています。単なる低脂肪食ではなく、東洋医学の知恵で体質を変える——これが、他の療法食にはない強みです。」


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②UMAKA(うまか)|美味しさと予防を両立

【なぜおすすめなのか?】

  • 脂質約9.5%で、維持期・予防期に最適
  • 国産銘柄鶏「華味鳥」100%使用
  • 鰹節の香りで、食いつき抜群
  • 「手作りのような」素材感と香り

【こんな子におすすめ】

  • 急性期を脱し、維持期に入った
  • 膵炎予備軍(高脂血症・肥満)の予防
  • 「美味しく・楽しく」予防したい飼い主さん

【Dr.サクの使用経験】
「和漢みらいで体質を変え、落ち着いたらうまかで美味しく維持——この流れが理想的です。うまかは、開封した瞬間の鰹節の香りが素晴らしく、食欲が落ちた子でも食べてくれることが多いです。」


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③レンジでチンする湯たんぽ|痛みを和らげる救世主

【なぜおすすめなのか?】

  • お腹を温めることで、膵炎の痛みを和らげる
  • 電子レンジで温めるだけで、繰り返し使える
  • 低温やけどの心配が少ない(専用カバー付き)

【使い方】

  1. 電子レンジで2-3分温める
  2. 専用カバーに入れる
  3. 愛犬のお腹(膵臓のある辺り)に当てる
  4. 10-15分程度温める

【注意点】

  • 熱すぎないか、必ず確認
  • 嫌がる子には無理強いしない
  • 急性期の激痛時は、病院へ

【Dr.サクの使用経験】
「痛みで震えている子に、湯たんぽでお腹を温めると、震えが落ち着くことがあります。特に冬場、痛みが悪化しやすい子には、湯たんぽが救世主になります。」

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【補足Q&A】さらに細かい疑問にも答えます

Q21. 膵炎の子に、サプリメントは必要?

A. 消化酵素のサプリメントは、膵外分泌不全がある場合に必要。他は、療法食で十分。

【必要なサプリメント】

  • 消化酵素(膵外分泌不全がある場合)
  • プロバイオティクス(腸内環境を整える)

【不要なサプリメント】

  • マルチビタミン(療法食に含まれている)
  • オメガ3(脂質が増えるリスク)

Dr.サクの一言アドバイス:
「和漢みらいのように、消化を助ける成分や善玉菌が配合されたフードなら、サプリメントの量を減らせることもあります。」


Q22. 膵炎の子に、歯磨きガムは大丈夫?

A. 市販の歯磨きガムは、ほとんどが高脂肪なのでNG。

【代替案】

  • 歯ブラシで歯磨き
  • 低脂肪の歯磨きガム(グリニーズ プラス 体重管理用など)

Dr.サクの一言アドバイス:
「歯磨きガムで再発——これも意外と多いです。面倒でも、歯ブラシで磨くのが最も安全です。」


Q23. 膵炎の子に、ヨーグルトは大丈夫?

A. ヨーグルトは脂質約3-4%あるので、基本的にNG。

無脂肪ヨーグルトでも、膵炎にはリスクです。どうしてもプロバイオティクスを与えたいなら、犬用のプロバイオティクスサプリメントを。

Dr.サクの一言アドバイス:
「『ヨーグルトは体に良い』という誤解が、再発を招くことがあります。膵炎の犬には、ヨーグルトはNGです。」


Q24. 膵炎の子に、水素水やペット用のサプリは効果ある?

A. 医学的根拠は乏しいです。それよりも、低脂肪食の徹底を。

「水素水」や「高額なサプリメント」に頼るより、「低脂肪食」と「定期検診」に投資してください。

Dr.サクの一言アドバイス:
「高額なサプリメントにお金をかけるなら、和漢みらいのような高品質な療法食に投資する方が、効果的です。」


Q25. 膵炎の子と引っ越し。ストレスで再発しない?

A. 引っ越しは大きなストレス。以下の対策で、再発リスクを下げられます。

【対策】

  1. 引っ越し前後は、低脂肪食を徹底
  2. 愛犬の匂いがついたタオルやおもちゃを持参
  3. 新居でも、同じ場所にベッドを置く
  4. フェロモン製品(アダプティル等)を使う
  5. 引っ越し後、1週間は様子を見守る

Dr.サクの一言アドバイス:
「引っ越し後に再発——これも多いです。ストレスを最小限にするため、できるだけ『いつもと同じ』環境を再現してください。」

獣医師推奨、動物病院でも使用

Q26. 膵炎の子に、CBD オイルは効果ある?

A. 痛みの緩和に一定の効果があるという報告はありますが、脂質が含まれるため、リスクもあります。

【注意点】

  • CBDオイルには、オイル(脂質)が含まれる
  • 膵炎には、脂質がリスク
  • 使用する場合、必ず獣医師に相談

Dr.サクの一言アドバイス:
「CBDオイルよりも、まず低脂肪食と痛み止め(獣医師処方)を徹底してください。それでも痛みが続く場合、獣医師に相談を。」


Q27. 膵炎の子に、骨やガムを与えても大丈夫?

A. 基本的にNG。誤飲・消化不良のリスクがあります。

【理由】

  • 骨は、消化に悪く、膵臓に負担
  • ガムは、高脂肪なものが多い

【代替案】

  • 知育玩具(コングなど)に、低脂肪のおやつを詰める

Dr.サクの一言アドバイス:
「『骨を与えたら、消化不良で再発』——これも見たことがあります。骨は絶対に避けてください。」


Q28. 膵炎の子に、フルーツは大丈夫?

A. 低脂肪なフルーツなら、少量ならOK。

【OK】

  • りんご(皮なし・種なし)
  • いちご
  • バナナ(少量)
  • スイカ(種なし)

【NG】

  • アボカド(脂質が高い)
  • ぶどう・レーズン(犬に毒)

【注意点】

  • 糖分があるので、少量に
  • 全体の10%まで

Dr.サクの一言アドバイス:
「フルーツは、おやつとして少量ならOKです。ただし、毎日は避けてください。」


Q29. 膵炎の子に、生肉(BARF食)は大丈夫?

A. 絶対にNG。生肉は脂質が多く、消化にも悪いです。

【理由】

  • 生肉は、脂質が多い
  • 細菌感染のリスク
  • 膵炎の犬には、加熱した低脂肪タンパク質が必要

Dr.サクの一言アドバイス:
「BARF食は、健康な犬には良いかもしれませんが、膵炎の犬には絶対にNGです。必ず加熱した、低脂肪の食事を。」


Q30. 膵炎の子に、グレインフリー(穀物不使用)フードは良い?

A. グレインフリーが良いとは限りません。脂質をチェックしてください。

【注意点】

  • グレインフリーフードは、脂質が高いことが多い(15-20%)
  • 膵炎には、脂質10%以下が必要

【選ぶ基準】

  • 「グレインフリー」ではなく、「低脂肪(10%以下)」を優先

Dr.サクの一言アドバイス:
「『グレインフリーが健康に良い』という誤解がありますが、膵炎の犬には、脂質が最優先です。グレインフリーにこだわらず、低脂肪を選んでください。」


「膵炎は怖いけれど、正しく怖がれば大丈夫」

ここまで、30問のQ&Aに答えてきました。

「こんなに気をつけることがあるの…?」

そう思ったかもしれません。

でも、獣医師として、はっきりとお伝えします。

膵炎は、怖い病気です。でも、「正しく怖がれば」大丈夫です。

【今日から守ること】

  1. 低脂肪療法食を一生続ける
  2. 人間の食べ物を絶対に与えない
  3. 適正体重を維持する
  4. 定期検診(3-6ヶ月に1回)
  5. 体質改善(和漢みらい等)を視野に入れる

これだけで、再発率は劇的に下がります。


まとめ

この記事を含めて、膵炎カテゴリーの記事を読み終えたあなたは、

  • 膵炎の症状を見逃さない知識
  • 正しい食事管理の方法
  • 再発を防ぐための予防策
  • 愛犬を守るための強い意志

すべてを手に入れました。

あなたは、もう立派な「愛犬の専属看護師」です。

獣医師として、あなたの努力を心から称賛します。

本当に、お疲れ様でした。

そして、これから——

愛犬の笑顔を、一日でも長く見るために、一緒に頑張りましょう。


【緊急連絡先】今すぐ病院に行くべきサイン

最後に、もう一度、緊急サインをまとめます。

以下の症状が一つでもあれば、夜間でも救急病院へ:

✅ 祈りのポーズ + 嘔吐
✅ 震えが止まらない
✅ ぐったりして動かない
✅ 呼吸が荒い・速い
✅ 歯茎が白い(ショック状態)
✅ お腹を触ると激しく怒る・鳴く

「様子を見る」が、最も危険です。すぐに病院へ。


愛犬の命を守れるのは、あなただけです。

一緒に頑張りましょう。