【獣医師解説】犬の膵炎の本当の原因と予防策|「なぜうちの子が?」と後悔する前に知るべき真実

【獣医師解説】犬の膵炎の本当の原因と予防策|「なぜうちの子が?」と後悔する前に知るべき真実 犬の膵炎

「『私のあげたおやつのせい…?』と自分を責めていませんか?」

昨日まで元気だった愛犬が、突然の嘔吐と激痛で病院へ。そして告げられた「膵炎」という診断。

「あの時、脂身をあげなければ…」
「もっと早く気づいていれば…」
「私が悪かったんだ…」

診察室で、自分を責めて涙を流す飼い主さんを、私は何度も見てきました。

こんにちは、臨床経験10年以上の獣医師・Dr.サクです。

獣医師として、はっきりとお伝えします。

膵炎の原因は、決してあなただけの責任ではありません。

膵炎は、食事だけでなく、体質、遺伝、ストレス、肥満——様々な要因が複雑に絡み合って起こる病気です。

「犯人探し」をしても、愛犬の膵炎は治りません。

大切なのは、

「起きてしまったことは変えられないが、未来の再発は100%防げる」

ということです。

この記事では、獣医師として、

  • 膵炎を引き起こす5つの主要な原因
  • なぜ「原因不明」が多いのか
  • 再発させない5つの鉄則
  • 獣医師が推奨する「最強の予防策」

すべて、包み隠さずお伝えします。

過去の後悔を、未来の愛情に変えていきましょう。

今日から、一緒に始めましょう。


  1. 犬の膵炎を引き起こす「5つの主要な原因」
    1. ①【食事】高脂質な食べ物が最大のトリガー
    2. ②【体質】なりやすい犬種と高脂血症
    3. ③【病気】他の疾患が膵炎を引き起こす
    4. ④【ストレス】環境の変化や緊張が膵臓に与える影響
    5. ⑤【肥満】万病の元であり、膵炎の最大のリスク因子
  2. なぜ「原因不明(特発性)」が多いのか?
    1. 大切なのは「犯人探し」ではなく「未来の予防」
  3. 獣医師が提唱する「膵炎を再発させない5つの鉄則」
    1. ①【脂質コントロールの継続】一生、低脂質を貫く決意
    2. ②【食事の回数管理】膵臓への負担を最小限にする分散給餌
    3. ③【徹底的な誤食防止】拾い食いやおすそ分けの禁止
    4. ④【定期検診】cPLなどの数値を定点観測する重要性
    5. ⑤【体質改善】「炎症を起こしにくい体」を作る食事の選択
  4. 【最強の予防】和漢みらい(膵臓用)が選ばれる医学的理由
    1. なぜ和漢みらいが「最強の予防」なのか?
    2. 「投資」ではなく「予防」として
  5. 再発に怯える毎日から卒業するために
  6. 【Q&A】よくある質問に獣医師が回答
    1. Q1. 膵炎の原因が分からない場合、予防はできますか?
    2. Q2. うちの子はミニチュアシュナウザーです。膵炎は避けられませんか?
    3. Q3. ストレスを減らすには、どうすればいいですか?
    4. Q4. 膵炎を完全に治すことはできますか?
    5. Q5. 療法食を食べないから、手作りしてもいいですか?
  7. まとめ:過去の後悔を、未来の愛情に変えていきましょう

犬の膵炎を引き起こす「5つの主要な原因」

まず、膵炎の原因を正しく理解しましょう。

①【食事】高脂質な食べ物が最大のトリガー

膵炎の最も一般的な原因が、「高脂肪食」です。

膵臓は、脂肪を消化するための酵素を大量に分泌します。高脂肪食を摂ると、膵臓が過剰に働き、その負担が炎症のスイッチを押してしまうのです。

【膵炎を引き起こしやすい食べ物】

  • 人間の食べ物:
  • 焼肉の脂身
  • 揚げ物(唐揚げ、天ぷら)
  • クリスマスのケーキ
  • チーズ、バター
  • 犬用のおやつ:
  • 高脂肪ジャーキー(牛皮ガム、豚耳)
  • チーズ入りおやつ
  • 脂肪分の多いクッキー
  • ドッグフード:
  • 高脂肪のプレミアムフード(脂質15-20%)
  • 脂身の多い肉(牛肉、豚肉)が主原料

「少しくらい大丈夫」——その一口が、膵炎のスイッチを押します。

診察室で、こんな症例を何度も見てきました。

【症例:柴犬・6歳・オス】

  • クリスマスに、家族が焼肉の脂身を「ちょっとだけ」あげた
  • その夜、激しい嘔吐と震え
  • 翌朝、病院へ駆け込み、膵炎と診断
  • 入院5日間、治療費25万円

「ちょっとだけ」が、こんな結果を招いたのです。

②【体質】なりやすい犬種と高脂血症

膵炎には、「なりやすい犬種」があります。

これは、遺伝的に「脂質代謝異常(高脂血症)」を起こしやすい体質を持っているからです。

【膵炎になりやすい犬種トップ5】

ミニチュアシュナウザー

  • 遺伝的に高脂血症になりやすい
  • 血中脂質が高く、膵炎リスクが非常に高い

ヨークシャーテリア

  • 小型犬で消化機能が弱い
  • 高脂肪食に敏感

トイプードル

  • 膵炎の発症率が高い
  • 特に肥満気味の子

ミニチュアダックスフンド

  • 遺伝的に膵炎のリスクが高い

コッカースパニエル

  • 慢性膵炎に移行しやすい

もし、あなたの愛犬がこれらの犬種なら、「体質的に膵炎になりやすい」ことを理解してください。

つまり、「あなたのせい」ではなく、「遺伝的なリスクがあった」のです。

③【病気】他の疾患が膵炎を引き起こす

膵炎は、他の病気によって引き起こされることもあります。

【膵炎を誘発する病気】

  • 高脂血症:
  • 血中の脂質(コレステロール、中性脂肪)が高い
  • ミニチュアシュナウザーに多い
  • クッシング症候群:
  • 副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰
  • 脂質代謝が乱れ、膵炎リスクが上がる
  • 甲状腺機能低下症:
  • 代謝が低下し、脂質が溜まりやすい
  • 糖尿病:
  • 膵臓の機能が低下し、膵炎を併発しやすい
  • 胆嚢炎・胆石:
  • 膵臓と胆嚢は近い位置にあり、炎症が波及する

これらの病気がある場合、「食事に気をつけていても」膵炎を発症することがあります。

だから、「あなたのせい」ではないのです。

④【ストレス】環境の変化や緊張が膵臓に与える影響

意外かもしれませんが、「ストレス」も膵炎の原因になります。

【膵炎を引き起こすストレス】

  • 引っ越し
  • 家族構成の変化(新しい犬・赤ちゃんが来た)
  • 長時間の留守番
  • 動物病院やトリミングサロンでの恐怖体験
  • 雷・花火の音

ストレスは、自律神経を乱し、免疫機能を低下させます。すると、膵臓が炎症を起こしやすい状態になるのです。

「何も食べさせていないのに膵炎に…」という場合、ストレスが原因かもしれません。

⑤【肥満】万病の元であり、膵炎の最大のリスク因子

肥満は、膵炎の最大のリスク因子です。

統計によると、肥満の犬は、適正体重の犬に比べて、膵炎リスクが2-3倍高いとされています。

なぜなら:

  • 脂肪組織が炎症物質を放出する
  • 脂質代謝が乱れる
  • 膵臓への負担が増える

「ぽっちゃりして可愛い」——その油断が、膵炎を招きます。


なぜ「原因不明(特発性)」が多いのか?

「先生、何が原因だったんですか?」

獣医師として、こう答えることがあります。

「申し訳ありません。原因を特定できません」

実は、膵炎の約50-60%は、「原因不明(特発性)」です。

なぜなら:

  • 血液検査で高脂血症などが見つからない
  • 特に高脂肪食を食べた記録がない
  • 他の病気も見つからない

でも、それは「原因が無い」のではなく、「複数の小さな要因が重なった」のです。

例えば:

  • 遺伝的なリスク + 軽度の肥満 + 季節の変わり目のストレス
  • 加齢による膵臓の機能低下 + たまたま食べた脂肪分 + 腸内環境の乱れ

つまり、「犯人」は一人ではなく、「チーム」なのです。

大切なのは「犯人探し」ではなく「未来の予防」

飼い主さんが「原因は何だったんだろう」と悩む気持ち、本当によく分かります。

でも、獣医師として、はっきりとお伝えします。

「犯人探し」をしても、膵炎は治りません。

大切なのは、

「今ある『炎症体質』を、どう変えるか」
「二度と再発させないために、何をするか」

です。

過去を責めるのではなく、未来を変えましょう。


獣医師が提唱する「膵炎を再発させない5つの鉄則」

ここからが、最も重要な部分です。

獣医師として、10年以上の臨床経験から、「再発を防ぐための鉄則」をお伝えします。

①【脂質コントロールの継続】一生、低脂質を貫く決意

膵炎を一度経験した犬は、一生、低脂肪食を続ける必要があります。

「元気になったから、普通のフードに戻そう」——これが、再発への最短ルートです。

【低脂肪食の基準】

  • 乾物重量で脂肪分10%以下、理想は5-8%
  • 療法食(ロイヤルカナン、和漢みらい等)を継続

【禁止事項】

  • 人間の食べ物を絶対に与えない
  • 高脂肪のおやつ(ジャーキー、チーズ等)NG
  • 植物油(オリーブオイル等)もNG

「一生」と聞くと長く感じるかもしれません。でも、それが愛犬を再発から守る唯一の方法です。

②【食事の回数管理】膵臓への負担を最小限にする分散給餌

1日の食事を、2-3回に分けてあげてください。

なぜなら、一度に大量の食事を摂ると、膵臓が一気に働かなければならず、負担が大きくなるからです。

【推奨】

  • 1日2-3回に分ける
  • 1回の量を少なくする
  • ゆっくり食べさせる(早食い防止の食器を使う)

③【徹底的な誤食防止】拾い食いやおすそ分けの禁止

散歩中の拾い食い、ゴミ箱あさり、人間の食べ物の盗み食い——これらを徹底的に防いでください。

診察室で、こんな症例を見たことがあります。

【症例:ミニチュアダックス・8歳・メス】

  • 膵炎から回復し、低脂肪食を継続
  • ある日、散歩中に「何か」を拾い食い
  • その夜、再び嘔吐・震え
  • 再発

「何を食べたか」は分かりませんでした。でも、拾い食いが再発の引き金になったことは間違いありません。

【対策】

  • 散歩中は、口輪またはリードを短く持つ
  • ゴミ箱は蓋付きの、犬が開けられないものに
  • 家族全員で「絶対に人の食べ物を与えない」ルールを徹底

④【定期検診】cPLなどの数値を定点観測する重要性

症状がなくても、3-6ヶ月に1回、血液検査でcPL(犬膵特異的リパーゼ)をチェックしてください。

cPLは、膵臓の炎症を示すマーカーです。症状が出る前に、数値が上がることがあります。

早期発見が、重症化を防ぎます。

【定期検診の内容】

  • cPL検査(5,000-8,000円)
  • 一般血液検査(肝臓、腎臓の数値も確認)
  • 体重測定

「お金がかかる」と思うかもしれません。でも、再発して入院すれば、20-30万円かかります。定期検診の方が、圧倒的に安いのです。

⑤【体質改善】「炎症を起こしにくい体」を作る食事の選択

ここが、最も重要です。

普通の療法食は、「今の炎症を抑える(対症療法)」だけです。

でも、それだけでは、再発を完全に防ぐことはできません。

大切なのは、「炎症を起こしにくい体質に変える(根本治療)」です。


【最強の予防】和漢みらい(膵臓用)が選ばれる医学的理由

ここで、獣医師として、10年以上の臨床経験から、「再発防止の切り札」として推奨しているフードをご紹介します。

和漢みらいのドッグフード(膵臓・肝臓用)

なぜ和漢みらいが「最強の予防」なのか?

①驚異の低脂質(5-6%)×高栄養

普通の療法食と同等、またはそれ以上の低脂質でありながら、鹿肉ベースで栄養価が高い。

②89種類の和漢植物で「炎症体質」を根本から改善

東洋医学では、膵炎を繰り返す体質を「脾胃湿熱(ひいしつねつ)」と捉えます。

簡単に言えば、「消化器に炎症の”熱”がこもり、“湿気(代謝の滞り)“が溜まっている状態」です。

和漢みらいに配合された89種類の和漢植物は、この「熱」を冷まし、「湿」を除き、「巡り」を良くします。

【主要な和漢成分】

  • 田七人参: 強力な抗炎症作用
  • 霊芝: 免疫バランスを整え、慢性炎症を鎮める
  • ウコン: 肝臓・膵臓の解毒機能をサポート
  • キバナオウギ: 消化器の粘膜を保護

つまり、和漢みらいは、単なる「低脂肪」で終わらず、「炎症を起こしにくい体質」を作るのです。

③腸内環境を整え、免疫力を高める

マクロビオティック発酵常在菌が、腸内の善玉菌を増やし、免疫の70%を担う「腸」を強化します。

④実際の臨床データ

私の病院では、和漢みらいに切り替えてから、1年以上再発していない子が何頭もいます。

【症例:トイプードル・9歳・メス】

  • 年3回膵炎を繰り返していた
  • ロイヤルカナンを食べていたが、再発
  • 和漢みらいに切り替え
  • 1年半、再発なし

飼い主さんの言葉:
「最初は『高い』と思いましたが、入院費を考えたら全然安いです。それに、愛犬が元気でいてくれることが、何よりの予防です」

「投資」ではなく「予防」として

和漢みらいは、1kg約5,500円(通常)と、ロイヤルカナンの約2倍の価格です。

でも、考えてみてください。

【再発した場合の費用】

  • 入院費:20-30万円/回
  • 年2回再発:40-60万円

【和漢みらいの年間費用(5kgの犬)】

  • 定期コース:月約8,000円(初回40%OFF、2回目以降20%OFF)
  • 年間:約9.6万円

再発を1回防げれば、元が取れます。

「高い」のではなく、「賢い投資」なのです。


再発に怯える毎日から卒業するために

獣医師として、10年以上の臨床経験から、私が再発防止の切り札として推奨しているのが、和漢みらいです。

「もう二度と、あの激痛を経験させたくない」

その想いが、愛犬を守ります。

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【Q&A】よくある質問に獣医師が回答

Q1. 膵炎の原因が分からない場合、予防はできますか?

A. できます。原因不明でも、「低脂肪食」「体重管理」「ストレス管理」を徹底すれば、再発率は劇的に下がります。

Q2. うちの子はミニチュアシュナウザーです。膵炎は避けられませんか?

A. 遺伝的リスクは高いですが、「低脂肪食」と「定期検診」で、予防・早期発見ができます。諦めないでください。

Q3. ストレスを減らすには、どうすればいいですか?

A. 静かな環境、規則正しい生活、十分な睡眠、愛情あるスキンシップ——これらが、ストレスを減らします。

Q4. 膵炎を完全に治すことはできますか?

A. 「完治」はしません。でも、「コントロール」することで、元気に長生きできます。

Q5. 療法食を食べないから、手作りしてもいいですか?

A. 手作りは危険です。まず、療法食の種類を変えてみてください(ロイヤルカナン→和漢みらい等)。それでもダメなら、療法食にささみをトッピング(10%ルール)を試してください。


まとめ:過去の後悔を、未来の愛情に変えていきましょう

「あの時、あげなければ…」

そんな後悔を、まだ続けていますか?

獣医師として、はっきりとお伝えします。

過去を責めても、愛犬の膵炎は治りません。

大切なのは、「今日から、何をするか」です。

【今日からできること】

  1. 低脂肪療法食(和漢みらい、ロイヤルカナン等)に切り替える
  2. 人間の食べ物を絶対に与えない(家族全員で徹底)
  3. 適正体重を維持する
  4. 3-6ヶ月に1回、血液検査でcPLをチェック
  5. ストレスを減らす(静かな環境、規則正しい生活)

これだけで、再発率は劇的に下がります。

過去の後悔を、未来の愛情に変えていきましょう。

愛犬の笑顔を、一日でも長く見るために。

一緒に頑張りましょう。

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