腎臓病と診断された後でもペット保険に入れる?獣医師が教える告知の真実と「入れない時」の対策

腎臓病と診断された後でもペット保険に入れる?獣医師が教える告知の真実と「入れない時」の対策 犬の腎臓病

  1. 治療費の請求額を見て、「保険に入っておけばよかった」と後悔していませんか?
  2. 【結論】腎臓病と「診断」された後でも保険に入れるか?
    1. 基本的には「NO」――診断後の加入は極めて困難
    2. 例外:「まだ診断されていない」なら、ギリギリ間に合うかもしれない
      1. 保険会社の判断基準は「診断名」
    3. 【1日でも早く】グレーゾーンの方へ:今すぐ保険を検討してください
  3. 獣医師が警告する「告知義務違反」のリスク――黙っていればばれない?
    1. 告知義務違反は「ばれます」――その理由
      1. ①保険金請求時にカルテを確認される
      2. ②動物病院は嘘をつけない
    2. 告知義務違反が発覚した実例
    3. 獣医師としてのお願い:嘘はつかないでください
  4. すでに加入済みの方へ:その保険、本当に使えますか?
    1. 落とし穴①:通院補償の上限額・回数制限
    2. 落とし穴②:更新時に「慢性疾患」が補償対象外になる
    3. 今すぐ確認してください:あなたの保険の補償内容
  5. 【診断済みで保険に入れない方へ】保険に代わる「最強の節約術」
    1. 保険よりも強力な武器:「病気を進行させないこと」
    2. 年間25万円の治療費を削減する3つの方法
      1. ①自宅点滴を習得する
      2. ②無駄なサプリをカットする
      3. ③初期段階での徹底した食事管理
    3. でも、「正しいやり方」を知らないと意味がない
  6. 一回の通院費で、年間25万円を節約する知識を手に入れませんか?
    1. 第1章:検査数値の「本当の」読み方
    2. 第2章:食事管理の実践編
    3. 第3章:自宅ケアのプロ技術
    4. 第4章:獣医師との賢い付き合い方
  7. 【まとめ】保険は「安心」を買うもの。でも、入れなかったとしても――
    1. 最後に:今日からできること

治療費の請求額を見て、「保険に入っておけばよかった」と後悔していませんか?

会計で「今日は8,500円です」と言われた瞬間――あなたの頭の中に浮かんだ言葉があるはずです。

「ペット保険、入っておけばよかった…」

血液検査の結果を見て、BUNとクレアチニンの数値が高いことを知った日。獣医師から「腎臓病です」と告げられた日。

その日から、あなたの頭の中には「お金」の不安がつきまとっています。

この先、いくらかかるんだろう?
今からでも保険に入れないだろうか?
もしかして、黙って入れば…?

その気持ち、痛いほど分かります。

私は臨床経験10年以上の現役獣医師です。診察室で、毎日のように「先生、今からでも保険に入れますか?」と聞かれます。

そのたびに、答えに詰まります。なぜなら――

真実を伝えると、飼い主さんの希望を打ち砕いてしまうから。

でも、今日はすべて正直に話します。

ペット保険の「建前」と「本音」。告知義務の真実。そして、保険に入れなかった人が取るべき「最善の道」。

診察室では言いにくいことも、この記事ではすべて明かします。

あなたが損をしないために。


【結論】腎臓病と「診断」された後でも保険に入れるか?

先に結論を言います。

基本的には「NO」――診断後の加入は極めて困難

腎臓病と診断された後では、ほとんどのペット保険に加入できません。

なぜか?

ペット保険には「告知義務」があります。加入申込書に、必ずこんな質問があります:

  • 「過去○ヶ月以内に、病気やケガで動物病院を受診しましたか?」
  • 「現在、治療中または経過観察中の病気はありますか?」
  • 「血液検査で異常値を指摘されたことはありますか?」

腎臓病と診断されていれば、これらに「はい」と答えなければなりません。

そして、「はい」と答えた瞬間――

加入審査で「お断り」されるか、「腎臓病は補償対象外」という条件付きでの契約になります。

つまり、保険料は払うけど、腎臓病の治療費は出ないという、意味のない契約になるのです。


例外:「まだ診断されていない」なら、ギリギリ間に合うかもしれない

ここが重要です。

もしあなたが今、こんな状況なら:

  • 血液検査で「BUNが少し高い」と言われたが、まだ「腎臓病」とは診断されていない
  • 「経過観察」と言われて、次の検査待ち
  • セカンドオピニオンを受ける前

つまり、「確定診断」される前なら、今すぐ保険に入るべきです。

なぜなら――

保険会社の判断基準は「診断名」

「BUNが高い」というだけでは、まだ「病気」ではありません。

  • 脱水で一時的に上がることもある
  • 食事の影響で上がることもある
  • ストレスで上がることもある

だから、「診断名」がついていない段階なら、告知書に「病気はありません」と書ける可能性があります。

ただし、これは「嘘をつけ」という意味ではありません。

もし獣医師が「腎臓病」と診断していないなら、それは「まだ病気ではない」という医学的判断です。その場合、正直に告知しても加入できる可能性があるのです。


【1日でも早く】グレーゾーンの方へ:今すぐ保険を検討してください

もし今日の検査で「数値が微妙に高い」と言われ、「次回また見ましょう」と言われたなら――

今夜、帰宅したらすぐに保険の資料請求をしてください。

なぜなら、次の検査で「腎臓病」と診断されたら、もう加入できなくなるからです。

【ここだけの話】保険加入のタイムリミット:

  1. 今日の検査:BUN 35(基準値上限)、Cre 1.6(やや高め)
  2. 獣医師:「少し高いですね。1ヶ月後にまた検査しましょう」
  3. → この1ヶ月間が、保険に入れるラストチャンス
  4. 1ヶ月後の検査:BUN 50、Cre 2.2
  5. 獣医師:「腎臓病ですね」
  6. → この瞬間、保険加入の道は閉ざされる

だから、「様子見」と言われた今こそ、動くべきなんです。


獣医師が警告する「告知義務違反」のリスク――黙っていればばれない?

「でも…黙って入れば、ばれないんじゃない?」

その考え、絶対にやめてください。

告知義務違反は「ばれます」――その理由

①保険金請求時にカルテを確認される

保険金を請求すると、保険会社は動物病院に「診療明細書」や「カルテのコピー」を請求します。

そこには、

  • 初診日
  • 診断名
  • 過去の検査結果
  • 処方された薬

すべてが記録されています。

もし、「加入前に腎臓病の診断があった」ことが発覚したら――

告知義務違反で契約解除。それまでに払った保険料は返ってこず、請求した治療費も支払われません。

②動物病院は嘘をつけない

「先生、カルテに嘘を書いてもらえませんか?」

そう頼まれたことが、私にも何度かあります。

でも、絶対にできません。

カルテの改ざんは「診療録の虚偽記載」という犯罪です。獣医師免許を失うリスクを冒してまで、嘘は書けないんです。

そして、保険会社も「嘘を見抜くプロ」です。カルテの記載を時系列でチェックし、矛盾があれば徹底的に調査します。


告知義務違反が発覚した実例

私の知人の獣医師から聞いた話です。

ケース:

  • 飼い主さんは、愛犬が腎臓病と診断された1ヶ月後に保険加入
  • 告知書に「健康です」と記載(嘘)
  • 半年後、腎臓病で入院。保険金20万円を請求
  • 保険会社がカルテを調査→加入前の診断記録を発見
  • 契約解除、保険金不払い、それまでの保険料(約5万円)も没収

結果:飼い主さんは治療費20万円を全額自己負担+保険料5万円の損失=合計25万円の損

嘘をついて保険に入っても、最終的には大損するんです。


獣医師としてのお願い:嘘はつかないでください

私たち獣医師は、あなたの味方です。

でも、「カルテに嘘を書いて」と言われると、本当に困ります。

嘘をついて保険に入るくらいなら、保険以外の方法で治療費を抑える道を一緒に考えましょう。

その方が、あなたにとっても、愛犬にとっても、ずっと良い結果になります。


すでに加入済みの方へ:その保険、本当に使えますか?

「うちは腎臓病になる前から保険に入ってるから大丈夫!」

そう思っている方へ。

その保険、本当に腎臓病の治療費をカバーしてくれますか?

落とし穴①:通院補償の上限額・回数制限

多くのペット保険には「通院補償」に制限があります。

よくある制限

  • 1日あたりの上限:5,000-10,000円
  • 年間の通院日数上限:20-30日
  • 年間の通院補償上限額:20-30万円

腎臓病の現実

  • ステージ3で週2回通院:月8回×12ヶ月=年96回
  • 1回の治療費:3,000円(点滴+診察)
  • 年間治療費:約35万円

保険でカバーされるのは、上限20-30万円だけ。残りは自己負担。

つまり、「保険に入っているから安心」ではないんです。


落とし穴②:更新時に「慢性疾患」が補償対象外になる

これが最も恐ろしい落とし穴です。

ペット保険は1年ごとの更新制が多く、更新時に「特定の病気を補償対象外にする」権利が保険会社にあります。

実際にあったケース

  • 1年目:腎臓病発症。保険で治療費の70%がカバーされた
  • 2年目更新時:保険会社から通知「腎臓病は今後、補償対象外とします」
  • 3年目以降:保険料は払い続けるが、腎臓病の治療費は1円も出ない

約款に「更新時に補償内容を変更する場合がある」と小さく書いてあるんです。


今すぐ確認してください:あなたの保険の補償内容

保険証券を見て、以下をチェックしてください。

□ 通院補償の1日あたりの上限額は?
□ 年間の通院日数上限は?
□ 年間の通院補償上限額は?
□ 更新時に補償内容が変更される可能性はあるか?(約款を確認)
□ 慢性疾患の継続治療は何年まで補償されるか?

もし、「上限が低い」「更新時に除外される可能性がある」なら――

保険だけに頼らず、自己負担を減らす方法を今から準備すべきです。


【診断済みで保険に入れない方へ】保険に代わる「最強の節約術」

保険に入れなかった。あるいは、保険があっても十分じゃない。

そんなあなたに、獣医師として伝えたいことがあります。

保険よりも強力な武器:「病気を進行させないこと」

ペット保険は「治療費の一部を補償する」だけです。

でも、病気を進行させなければ、そもそも高額な治療費が発生しません。

腎臓病の治療費が爆発的に増えるのは、ステージ3以降です。

ステージ月の治療費
ステージ2(初期)12,000円
ステージ3(中期)40,000円
ステージ4(末期)75,000円

もしステージ2で2年間維持できたら

  • 2年間の治療費:12,000円×24ヶ月=288,000円

もしステージ3に進行したら

  • 1年間の治療費:40,000円×12ヶ月=480,000円

差額:192,000円

つまり、進行を遅らせることが、最大の節約なんです。


年間25万円の治療費を削減する3つの方法

①自宅点滴を習得する

病院での点滴(週2-3回)
2,500円×12回/月=30,000円/月

自宅点滴
輸液+消耗品=9,000円/月

差額:月21,000円 → 年間25万円の節約

「でも、自分で針を刺すなんて…」

その恐怖、分かります。でも、正しいやり方を学べば誰でもできます。


②無駄なサプリをカットする

ネットで「腎臓に効く!」というサプリ、月5,000-10,000円で買っていませんか?

獣医師として言います:99%のサプリは科学的根拠がありません。

その費用を、確実に効果のある「療法食」「薬」に回してください。

年間:6-12万円の節約


③初期段階での徹底した食事管理

ステージ2で適切な療法食+トッピングを始めれば、ステージ3への進行を2-3年遅らせられます。

これが最大の節約です。


でも、「正しいやり方」を知らないと意味がない

自宅点滴、食事管理――理屈では分かっても、「具体的にどうやるの?」が分からなければ、実行できません。

だから、私は有料noteを書きました。


一回の通院費で、年間25万円を節約する知識を手に入れませんか?

私の有料note『【獣医師サクの腎臓病完全マニュアル】愛犬との残された時間を、笑顔で過ごすための全技術』では:

第1章:検査数値の「本当の」読み方

✅ BUN・クレアチニン・リンの数値が何を意味するか
✅ 前回から何%上がったら「ヤバイ」のか、具体的な判断基準
✅ 獣医師が唸る「推移管理ノート」の作り方

第2章:食事管理の実践編

✅ 【保存版】体重・ステージ別トッピング分量表(3kg/5kg/10kg)
✅ 白米・さつまいも・ささみ――何を何グラム使えばいいか、すべて数字で提示
✅ リンを極限まで減らす「茹でこぼし2回」の裏技

第3章:自宅ケアのプロ技術

✅ 痛くない点滴を実現する「無痛スポット」の探し方
✅ 輸液の温度を測る「手首チェック法」
✅ 薬を10秒で飲ませる「騙しテクニック」
✅ 夜中の緊急判断チェックリスト(救急病院に行くべきか?)

第4章:獣医師との賢い付き合い方

✅ 治療費を正直に相談する方法
✅ 削っていい検査と、絶対削ってはいけない治療
✅ 診察室では聞けない本音のQ&A(安楽死の考え方含む)


価格:1,980円

これは、病院での点滴1回分、血液検査1回分の費用です。

でも、この知識があれば、

  • 自宅点滴で年間25万円節約
  • 無駄なサプリをカットして年間10万円節約
  • 適切な食事管理で、ステージ進行を2-3年遅らせる

保険に入れなくても、この知識があれば、愛犬を守れます。


➡ [【獣医師監修】愛犬の腎臓病ケア完全攻略マニュアル(note版)の詳細はこちら]


【まとめ】保険は「安心」を買うもの。でも、入れなかったとしても――

ペット保険は、確かに心強い味方です。

でも、保険に入れなかったからといって、絶望する必要はありません。

あなたには「ケア」という武器があります。

正しい知識を持ち、毎日のケアを丁寧に積み重ねる。それが、保険よりも強力な「愛犬を守る力」になります。

保険は「お金で安心を買う」もの。
でも、ケアは「愛情で命を繋ぐ」もの。

どちらが大切か、言うまでもありませんよね。


最後に:今日からできること

①保険に入れるか確認(まだ診断前の方)
→ 今夜、資料請求してください。明日には遅いかもしれません。

②保険に入れない方は、知識に投資してください
→ 1,980円で年間25万円を節約できるなら、これ以上のコスパはありません。

③獣医師に正直に相談してください
→ 「お金が厳しい」と伝えれば、一緒に計画を立てられます。


あなたと愛犬の未来が、少しでも明るくなりますように。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の症状や保険契約については、必ず専門家にご相談ください。